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クレヨンしんちゃん映画番付2021年夏の陣 後編(普通、良い、ベスト)

クレヨンしんちゃん」好きアラサー女による、アクション仮面VSハイグレ魔王〜新婚旅行ハリケーンまでの27作品(ラクガキングダムは配信がまだされていないので除外)を、独断と偏見で評価して勝手にブログにまとめる、チキチキ クレしん映画番付2021年夏の陣 後編(普通、良い、ベスト)です。

 

↓前編(ワースト、微妙)はこちらから↓

 

shimodoro.hatenablog.com

 

後編なので、普通、良い、ベストの順でいくのですが、正直前編よりも混雑しています。いろんな感情をぶつけていくので褒めたりけなしたりしていますが、基本的に前編で取り上げた作品より評価が高いという前提の上です。

 

繰り返しになりますが、自分基準で、本編を楽しむ上で伏せた方が良いと思われる情報とかは多少考慮しますが、あらすじ、映画全体の雰囲気、セリフ諸々触れるところは触れるので、ネタバレ知りたくないって人は読まないでください。

 

 

そんな感じで始めます。まず、「普通」にカテゴライズした4作について。4作て、、、ってなると後半の混雑具合が既に透けますね。優柔不断でほんと申し訳ねえ。でも勝手に番付はしたいんじゃ。

 

 

普通な四作

 
クレヨンしんちゃん
嵐を呼ぶ!オラの引越し物語 サボテン大襲撃

冒頭の野原一家のシーン、風間くんとしんちゃんのお別れシーン、引越し後の野原一家の日常生活風景シーンがちょっと好きで、それ以外に特に印象がなかったので普通にカテゴライズします。

ジャンルとしてパニック映画系路線を狙ったのは良いと思ったけどいかんせん普通過ぎた。今後ももっと期待したいところはある。やはりアミーゴのホラー要素はもっとあっても良いと思うんだよな〜

 

クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁

全体的には微妙なんですが、すごく単純に、春日部防衛隊や野原一家の未来を描いたのはちょっと嫌いになれないので、この位置付け。ロマン勝ちみたいなところある。

でも、未来は結局どうなるの? って疑問とか、この作品に限らないけどギャグが全体的になんとも微妙なこととか、色々気になるところは多い。

でも、なんか細かいシーンが好きなんですよね。ギャグ演出は本当にアレ(繰り返す)なんだけど、それ以外の表現は良い。未来の野原家のシーンとかはお気に入り。春日部防衛隊が皆でしんちゃんのパジャマ着てるのとかめちゃくちゃかわいいし、芋と缶詰が多い決して裕福ではないであろう料理の並びとか、座布団が足りなくて厚いコミックか新聞?を重ねて朝食とってる様子とか。後、未来の寂れた雰囲気も嫌いじゃないし。ボーちゃんの未来の解釈一致っぷりも捨てがたいし、大人ひまわりも美しいし。終わり際の大人しんのすけと子どもしんのすけのセリフも良い。そういう良さがちりばめられていて、一つひとつが心に効いちゃってる。でもでも、しつこいけれど、決して全体的によくできてるとも言えないんだよなあ。なんというか、しんちゃんファン向けの一作な気がします。ちょっとずるい! という印象。

 

クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦!

普通と良いで迷った1

多分、一番最初に劇場で観たクレしん映画で、思い出が強い。でもあらためて観たらわりと普通な気がしてきたのでこの位置になりました(ただ、温泉には映画本編外に、最強の伏兵「メイドイン埼玉」が含まれているので、これを評価に入れるかどうかもめちゃくちゃ迷ってしまった。出た出たソング、嫌いな人いないはず)

これは思い出補正と懐古な見方かもしれないけど、この時代のしんちゃん映画、アクションや音が凄く心地よい。銃撃戦のときの描写と、銭湯の回想シーンも見方によっては無駄な間があるのかもしれないと客観的にも思いつつ、主観的には好きなんだよなあ〜。展開も、巨大怪獣の破壊シーンのガチ感と、悪の組織の真の目的のギャップやら、後半の湯の力での急なパワーアップとか、なんともしんちゃんらしい。めちゃくちゃなんだけどそれで良いんだ。……いや、でもやっぱたまに冷静になってしまうときはあるよね、ということで無理矢理ですがやっぱり普通に入れときます。名残惜しいが、「良い」が増え過ぎちゃうので。

 

クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!

普通と良いで迷った2

焼きそばがおいしそう! 食べたくなる! というところに良さが集中しており、そのシーンは良い、良いんだけど、そこに至るまでを考えると普通だった。敵との戦い一つひとつがわりと丁寧に描写されてるんだけどあまり印象に残らない。春日部防衛隊は内部分裂、でも仲直り。ひろしが家族の無事をあらためて考えて、自分の発言を思い返す。悪役の動機と、改心。などなど、展開が凄くわかりやすい。なんか、何もかもあっさりしてるな〜というのが「普通」になった理由でした。B級グルメというくらいだから、もっとこってりしてくれてもよかったような。

 

はい、普通はもう終わってしまいました。次からは「良い」という数がやたら多い混沌地帯に入っていきます。どれも、良い、としていますが、多分後半の方が好き度や思い入れが強いです。後良い、の一番最後は解説内にも書いてますが、クレしん映画というカテゴリであれば最高傑作、というのもあります。じゃあベストじゃねえの??? っていう疑問はよくわかるんですけどベストではありません。

 

良い!!素敵!!な作品群

 

クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝
クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望
この三つをまとめるのは心苦しかったんだけど、古き良き初期しんちゃんは取り扱いに永遠に迷っている。この時代のクレしん映画(と通常アニメ)は漫画のテンポに近く、たまにつまみたくなる味ではあるんだけど、懐古目に見てもめちゃくちゃ良作ってわけでもないのでなんとも言い難い。多分クレしん映画として完成されているのは間違いないと思う。無駄な要素もなければ、特筆要素もそこまでない感じ。アクションシーンのスピード感とかは時代を感じさせない出来。

 

クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん

前評判の高さ故に、ひねくれ者なので見るのが怖かった一作。

評判は嘘ではないけれど、かといってそこまでめちゃくちゃヒット!ってわけでもないという印象。ロボットの自我と葛藤って、近年特によく使われがちなテーマかなと思うんだけど、ベタにしすぎず、でも描きすぎずって感じが、ちょっとむずがゆかったかなあ。ロボとーちゃんの心情があまり書かれすぎていないからこそ、視聴者の想像にお任せします感が……。結構想像し過ぎると、コロッケの乱用やちちゆれ動作のインパクトが薄れるくらいに辛い話だと思います。ロボとーちゃんの中身も間違いなくもう一人のひろしなわけで、だからこそラストは……

ということでちょっとメインテーマがブレ気味というか、あまりにもロボとーちゃんのこと自体が気になっちゃって、世の中の父親よ立ち上がれ! 的な悪役の立ち位置が微妙だったかなあ。マッチしてないような。

でもなんだかんだで感動はちょっとしちゃうんだなあ しもだ

 

クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン 〜失われたひろし〜

ひろしとみさえの夫婦愛に焦点をあてた作品。

映画で攫われる対象といえば大抵の場合ヒロインポジションだけど、クレしんは流石、攫われるのは一家の大黒柱・ひろし。それが良い。

この映画の表現の特徴としては、見えないものの美しさを見せてくれるところ。花束とか、家族写真とか、タキシードとかウエディングドレスとか、目に見える物は残酷なほどに傷つけられるしボロボロになっていくんだけど、野原一家の絆とか愛とか、目に見えないものはキラキラに輝いていくのが、美しい。結局のところお宝は心の中にある、という比喩、わかりやすいんだけどめちゃくちゃ響いちゃったし泣いちゃった。あと音楽も良い。まさかの挿入歌、そして全てをまとめるあいみょんのED。

正直ロボとーちゃんより泣けました。世間の評価は、逆でもいい気がしてきてしまう。

 

クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜

評価が自分の中で揺れに揺れた一作。話の展開の一転、だけでなくまた一転、というのがそうきたか! と素直に驚き、白とか黒とか悪とか正義とか、世界はそんなに単純であったり極端じゃなかったりするんだよ、ということをうまく描いてる作品が好きなので、展開面だと近年作品の中では一番好みでした。そのもう一展開、があることで、え、どうまとめんの? と思ったら、またもやそうきたか〜!?という〆だった。また一転の展開といい、最後のまとめ方といい、色々と好みは別れるかもしれないけど私は結構好きだった。

クレしんシリーズを見ているとよく感じる、しんちゃんという天才についての描き方が、マサオくんとの対比で描かれてるのもポイント。後EDの絵が最高に良いです。

 

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ

THE良作という一本。

舞台設定、話の展開、オチの付け方などなどめっちゃしっかりしてる。特に、今回あらためて見返した時は、ちゃんと意識して見ると時間の経過の描写に感心した。丁寧だな〜。

ヒロイン・つばきちゃんの描き方や、普段のおねえさんラブ、とは異なるしんちゃんの恋心の描き方はわざとらしくなくて惹かれる。後は、寂れた映画館の暗さや、消える皆、老人が馬に引っ張られるとか、所々の描写がちょっと怖かったりえぐかったりするのもまた良い味。

春日部防衛隊メインの映画だと一番好き〜……だと前までは思っていたんだけど、今回新しめの作品を初めて摂取したら、それらもなかなか捨て難くてちょっと迷ってしまったかも

 

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃

今回、近年のクレしん映画を初見で見たわけですが、最も、新しいしんちゃんもやるじゃん!!(偉そうですみません)と懐古厨である私を動かした作品。

うわっ!よくできてるな~!が感想。

クレヨンしんちゃん映画を大雑把にわけると、春日部防衛隊メインの回と家族メインの回がありますが、途中までこれは完全に防衛隊メイン、と思っていた。でも中〜後半になってからは、大人の存在が独立して、大人が大人にしかできないことをする。子ども、大人、それぞれが自分にしかできない役割を果たす回なんですよね。

ちなみに、この映画の主人公は、どう考えても転校生のサキちゃんです。前編で、スパイ大作戦について「しんちゃんが主役じゃねえからダメ」的なこと書いといてなんなんですが、ユメミーはサキちゃんが主人公であり、しんちゃん映画としても成立してるので凄い。女友達として活躍するネネちゃんも格好良いし、しんちゃんもひでえ格好(水着)で戦うんだけど、とにかく格好良い。

 

全体の話は重っったいんだけど、最後、「重いけどなんだかんだはいすっきり解決!」というのではなく、しっかりと丁寧に取り扱った上で、全てを勝手に都合よく解決しない、という落とし方をするのも非常に良いなと思いました。

後話には関係ないけど、我らが道産子の星、ヤスケンが声優やってるんですけど、めちゃくちゃ良い……さすが……! そして毎回うまく使わないと一気に空気が止まってしまうゲスト芸人、役者の使い方も本作は巧みだと思いました。多分、邪魔だとか、無理矢理入れただとか、そんなに思わないんじゃないかな。個人的には、ここ数年の話題芸人クレしんゲスト挿入史上、一番馴染んでた気がする。

などなど、とにかく、細かいところまでよくできてる一本です。

 

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル

クレしん映画に限らず、作品が面白くなる要素の一つとして悪役が魅力的かどうか、というのがあると思うんだけど、ジャングルの最大の評価ポイントは、そこである。

今作のボス、パラダイスキングは、悪役オブ悪役として最高にクール。

ジャングルの王となり、サルから王様として崇められ、サルを従えた男しかし、猿ではなく今度は人間の中でも王になろうとして、しんのすけたちに襲いかかるのです。無茶苦茶で、狂ってる、と感じさせる思想。しかし、パラダイスキングは言い放ちます。

「まともじゃ王様はつとまらねえ。王様ってのは欲張りで、気まぐれ、残酷で……退屈してるんだ」

かっこいい〜〜ーー!!???

ってなりますよね。はい、好きです。

悪が突き抜けてて、それでいて目的がはっきりしてて、それが単純かつ明快、というのは逆に気持ちが良いよねえ。そんなパラダイスキングに立ち向かうのが、しんちゃんの愛してやまない、クレしん世界のヒーロー・アクション仮面(の中の人)というのも粋である。戦闘シーンは燃えるし、一度見たら忘れられないケツだけ歩きなどのギャグ要素も笑えるし、何より、しつこいけど悪役がカッコいい、というのがたまらない一作。

 

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード

ヤキニクロードはすごいんですよ!(突然)

以前から好きなんだけど、今見たらもうちょい評価落ちるかもな、と事前に勝手に預言して久々に見返したけど、預言が見事に外れてやっぱり面白かった。ギャグ特化だと他から突出してる。面白い、にマジで全振りしてる。

あらためて分析すると、「いや、おかしい」「なんでこうなるの?」という他のクレしんでもよく浮かぶ、そこに引っかかって楽しめない、みたいな純粋な疑問を、全て爆発力でカバーしてる。家族で焼肉が食べたい、この映画の目的はただそれ一つなんだけど、野原一家がいつものようにトラブルに巻き込まれてしまったばっかりに、そんな馬鹿な!? という勢いで焼肉が遠ざかっていく。冷静になると馬鹿馬鹿しいことばかり起きるし、いや、そうはならないだろってことも節々にあるんだけど、この映画を見ている間の私たちは、野原一家とともに、「家族で焼肉を食べよう!」という目標に一点集中してしまうので、全くそういう雑音が気にならないんすよね。敵組織の存在とか目的とか危うくて、最早どうでもよくないかって感じなんだけど、いざ見終わるとこの映画良かったな!?ってなっちゃう。

中身がない!と感じるか、焼肉食べたい!と感じるかは人それぞれかもしれない。私は大好きです、ヤキニクロード。あっぱれ。

 

クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦

クレしんが好きであればぶりぶりざえもんが好きなのは仕方ないことで、ぶりぶりざえもんが好きであればブタのヒヅメが好きなのは仕方ないこと。ぶりぶりざえもんの声優を務められていた塩沢さんが亡くなられたとき、幼心ながらにショックだったことを覚えています。そんな塩沢さんのことを考えつつ、このぶりぶりざえもんのストーリーを見ると……やられる。ぶりぶりざえもんというヒーローは、たまらなくおばかで、たまらなくかっこよくて、たまらなく愛おしい。ぶりぶりざえもんを描く上での最適解な一作であるという印象。

 

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡

ひまわり誕生後の一作で、ひまわりがメイン。最初はひまわりばかり贔屓されているように感じて拗ねていたしんのすけが一作を通じてお兄ちゃんになっていく過程が……とまで書くだけでももう、こんなの嫌いな人いないでしょう、と思う。

私が今回の番付でオラと宇宙のプリンセスをワーストとしている理由には、しんのすけとひまわりの兄弟を描いた話としてはすでに暗黒タマタマという超優良作がある、というのもあった。タマタマ、何回も繰り返し見てる作品の一つで、かなり好きなんですよね。しんのすけの成長物語として描かれているんだけど、その成長していくうえでの環境が良いのも魅力。敵役も敵役ではあるんだけど、寝返る人もいたり、一般人を巻き込まずに戦おうとする粋さがあったりするのが心地よいし、後塩沢さんが声を演じる珠由良ブラザーズ次男・ラベンダーの美しさたるや……クレしん史上トップクラスに好きなキャラクターかもしれん。

最後の方はなかなかはちゃめちゃなんだけどそれも含めて好きなんだなあ。

 

クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦

クレしん映画の感動作といえば、でおそらく一番に名が上がるやつ。私にとっての一番ではないんですが、結局のところ名作なのは間違いないし、そりゃ泣いちゃうよ、、、世間評価一番?なのも全く文句はありません。適切な時間を適切に使い切ったストーリーに魅力的なキャラクター、戦国時代の残酷さにうまいこと混ぜてこねくりまわしたしんちゃんの柔らかさと魅力……あんまり言うこともありません。

 

後ギャグ要素も完全に忘れてるってわけでもないし、ひろしの戦闘シーンとかめっちゃ好きですね。戦国は映画館で観たんだけど、ひろしのシーンは笑いが起きてたのを未だに覚えているし。上映後の雰囲気は流石に覚えてないんですがどうだったかな。泣いてたのかな。

ちなみに実写は見ていないし見る予定もない。

 

クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険

はい。これが攻守共に最強、という言葉が似合う作品です。クレしん映画という括りの中であれば間違いなく一番完成度が高いです。私は後述する、最早バレてる、オトナ帝国という化け物作品が何より好きで仕方ないからこの位置なんだけど、クレしんらしいクレしん映画としての最高傑作はヘンダーランドであると声を大きくして言える。

作品の終わりと始まりというのは重要で、綺麗に幕が開き、綺麗に幕を閉じるという行為は実はめちゃくちゃ難しいと思うんですが、この映画それがうまいなんてもんじゃない。完璧に近いし、それでいて内容も、展開を無理やり進めるためにストーリーを動いているわけじゃなくて、起承転結それぞれの肉付けも素晴らしければデザインも良いし、不気味なところはちゃんと不気味で、それでいてギャグのテンポも最高という、ベタ褒めだけれどそのくらい完成度が高いです、ヘンダーランド。何回通して見ても、何もマイナスに感じるポイントがない。拍手。

 

はい。長かった「良い」がやっと終了。では最後です。

 

ベストオブベスト、最早GOD

クレヨンしんちゃん モーレツ!オトナ帝国の逆襲
唯一神クレしん映画どころかアニメ映画、さらには一般映画などなど含めてもTOP5に間違いなく入るくらい好き、唯一無二の傑作……なのでもはや何を言ったらいいかわからないです。嫌いなシーンや描写が一つもないくらい好きです。何十回見てるかわからないし何百回泣いてるかわからない。こんなことあらためて言うのも恥ずかしいけど音楽も最高。
人生の根本に常にいる映画。漫画版も持ってる。でもやっぱり映画が最高。名シーン・名台詞のオンパレード。そして無駄な要素やだらけるシーンがマジで皆無で、観ている人の心を揺さぶる表現で細かいところまで埋め尽くされている。この映画を観ていない人は頼むから見てほしいし、なんなら歳を重ねるほどにまた別の感情が膨れ上がるから毎年一回は見るのが良いと思う。言い過ぎでは決してない。

 

 

以上です!長い!!!優柔不断な性格の所為で、順位付けってほど明確にはならなかったけれど、ぼちぼち自分がその作品についてどう感じていたのか、まとめることができたのは楽しかったです。

そしてこんな記事の最後に書く内容ではないかもしれないけれど、自分で見て自分で評価することの大切さというのは計り知れません。

なんといっても、10分で映画を観た気にする「ファスト映画」というコンテンツが流行ったり、作品の名前で検索すると「○○は面白い?つまらない?」とかいう謎の、人様のレビュー集めて、「その作品が面白いかつまらないか」を採点した記事がヒットしたりする世の中、正直恐ろしいなと思います。面白いかつまらないかは自分で摂取してから判断するものでしょう、と私なんかは思ってしまうんだけれど、時代が進むにつれてコンテンツの消費の仕方も大分省略されてきているのかもしれません。

ということで勝手なクレしん映画レビューでした。

繰り返しますが、全てが「個人的」な評価です。私にとってはオトナ帝国が不動なのですが、一人ひとりに、さまざまな理由でのナンバーワンがあるはず。あなたにとっての、一番のクレしん映画はなんですか?

 

などと〆つつ。日付変わって今日は、ぼくのなつやすみ×しんちゃんのSwitchゲームソフト、オラの夏休みの発売日!!私も気になっているので、やる予定です。

良いクレしんライフを。