夏といえば、文庫本!
例年通り、角川文庫・新潮文庫・集英社文庫が揃って文庫祭りを開催しているので早速書店に冊子を貰いにいってきました。
HP、冊子通して各社の今年の印象。
【集英社文庫】
http://natsuichi.shueisha.co.jp/
言わずと知れたナツイチ! 私はこの名称がなんだか好きで、この文庫祭り全体のことをついついナツイチと言ってしまいがち。そのくらい良い響きだと思います。
集英社文庫の特色として、毎年とりあえず誰かしら「芸能人」をナツイチキャラクターにするってのがあるんだけれども今年は山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)。
この時点でちょっと、無表情にはなってしまった。知らないんですけどこの人本好きなんですかね。HPでジャンルごとのラインナップを見るたびにポーズ決めてきて正直笑ってしまうんですけど……。特に「友情」とか押したらランニングマンのポーズやってるんですけど。ちくしょう。なんかナツイチ診断なるものがあり、あなたにおすすめの一冊を教えてくれるというまあ良い感じのゲームなんだけど、そこでも山下さんが踊りくるってる。ちくしょう。そしてさらに言うなら今回の『人間失格』の特別カバーも山sry。ちくしょう!!
ということで、あまりテンションはあがりません。2013年のAKBのときもそうだった。なんか情緒がもうちょっと欲しい。
集英社のラインナップは、「恋愛」「友情」「涙」「謎」「挑戦」「爽快」「真実」のジャンルに分けられた、全85作品です。
ここでやっぱり山下健二郎が表紙な冊子を開いてみますと、あれ、凄く良い驚きが。
例年集英社文庫って、本が紹介されてて、あらすじがあって、くらいだったと思うのですが、今回「この本の”ココロが〇〇する”台詞」という台詞抜粋コーナーが全ての本にある。これはちょっと惹かれるかも。
あ、忘れてはいけないのが購入特典。今年は踊るしおりというナツイチのキャラクター蜂のしおりでした。
★集英社文庫のラインナップで私がざっと気になる本メモ
『そこへ行くな』井上荒野
『チーズと塩と豆と』角田光代他
『天に堕ちる』唯川恵
『少女は卒業しない』朝井リョウ
『午前0時の忘れもの』赤川次郎
『危険な食卓』小池 真理子
『太陽のパスタ、豆のスープ』宮下奈都
『我が家の問題』奥田英朗
『おしまいのデート』瀬尾まいこ
『東京観光』中島京子
『あなたに褒められたくて』高倉健
『残酷な王と悲しみの王妃』中野京子
【角川文庫】
http://www.kadokawa.co.jp/hakken/kadofes/summer/recommend.php
びっくりマークが鼻になった犬のキャラクター・ハッケンくんが可愛い角川。今回はバケモノの子とコラボ。
HPもバケモノの子仕様です。でもTOP画面に最初に出てくるのは芸能人のおすすめ一冊。こういうのいいですよね。
後毎年恒例、手ぬぐいの「かまわぬ」とコラボしたスペシャルカバー版や、伊勢型紙を使ったこれまた和でなスペシャルカバー版などもあり、読んだことのある作品でも欲しくなってくる。
ジャンル分けが「細田守作品」「夏本番!」「青春いっぱい!」「人気キャラ集合!」「ファンタジー!」「胸がアツい!」「読みごたえ抜群!」「映像化作品」という特殊さ。字面からなにから結構ごちゃごちゃしてる印象。特に冊子の方は何が宣伝で何が特集やらわからなくなりそう。ラインナップもなかなか、若い人向けのが多くて、そこまで読書!という感じではない。
購入特典はスマホをかざすとハッケンくんが動くブックカバーや、かまわぬ、バケモノの子、艦コレとコラボしたブックカバー。
★角川文庫のラインナップで私がざっと気になる本メモ
『星やどりの声』朝井リョウ
『ひとなつの。』大島真寿美他
『乙女の日本史』堀江宏樹・滝乃みわこ
『最後の晩ごはん』椹野道流
『黄泉坂案内人』仁木英之
『炎上する君』西加奈子
【新潮文庫】
最後新潮。毎年なんだかんだで新潮贔屓している気がする……ちなみに去年の抽選トートバッグ当選しました!
Yonda?パンダがいなくなってしまってから早数年。悲しかったけれど、でも毎度やっぱりなんか絶妙に素朴でかわいいです新潮。
今回はロボットが人の感情を知るために本を読むという設定。「この感情は何だろう。」のキャッチコピーがなんかいい。
「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」とジャンル分けされ、100冊。ヤバイ本だけアバウトな気がするけど……。
冊子にはロングセラーランキングや、恒例限定プレミアムカバーでよみがえる名作など。角川同様、これの所為で『人間失格』いっぱい持ってる気がする。今年は、紫バックに黄緑字の『ボッコちゃん』がかわいいなあ。
購入特典はロボットくんのしおり。
★新潮文庫のラインナップで私がざっと気になる本メモ
『白いしるし』西加奈子
『この部屋で君と』朝井リョウ他
『「さよなら」が知ってるたくさんのこと』唯川恵
『残るは食欲』阿川佐和子
『知ろうとすること。』早野龍五、糸井重里
『ひとり暮らし』谷川俊太郎
『反哲学入門』木田元
『大人のための残酷童話』倉橋由美子
『魔術はささやく』宮部みゆき
『何者』朝井リョウ
『あつあつを召し上がれ』小川糸
以上、ざっとでした。ざっと。
こんだけ書いといてなんですが私何冊買うんだろう……