日々霜

本とかゲームとか雑記とか小説とか。好き勝手。

遠い未来はいつも暗い

あらためて、私は与えられても与えられてももっとほしいと思ってしまう贅沢な生き物だなと思う。ここ数年間で生活がものすごく変化しているしそれは良い方向への変化なんだけど、それでもやっぱりさらに贅沢を求めてしまう。

 


ここ数年で変わったことといえば主に転職による職場環境が大きいんだけど、

・通勤時間が1時間⇒20分になった

・おちんぎんアップし、ボーナスもちゃんともらえるようになった

・オフィスカジュアル・パンプス⇒スニーカー・Tシャツで通勤してもOKになった

・勤務時間固定⇒フレックスになった

・9時始業が10時始業になり、謎に早く会社に行く文化もなくなったため8:30出社⇒9:55出社になった

・昼休みは皆で場を囲みながらヒ○ナンデスを見なきゃいけない空気に従っていた⇒昼は完全自由

・同僚に話の合う人が少ない⇒話の合う人が多い

 


などなど思いつく限りでも結構ある。前の会社でももちろん良かったところはあるけど、今やあんまり思い出せないレベル。

 


そんな中、昨今の騒動で、しばらく完全在宅勤務をしました。

在宅、とにかく自由だし、電話もとらなくていいし、周囲の音も気にならないし、ほーーんとによかった。仕事的にも支障なかった。で、それが諸々の事情で終わったのが今週頭(今後の状況によってはまだわからないけど)。

ということで今週一週間は久々に丸々出社していたんだけど、騒動以前から元々リモートワークについて明るい会社だったこともあり、今後の働き方についての話を会社の上の人たちとする機会があった。それによると、今後は、今の感染症云々関係なく、とりあえず皆在宅でも仕事できる環境を整えてもらえるという(今回は突発的だったので、準備しきれてない部分がまだあった)。

ただ、やむを得ない事情がない限りは原則出社で、週一くらいで在宅とかになるかな、などという話に。その話もまだ未確定なんだけど、引越しやら環境やらですでに原則在宅してる人は前からいて、さらに今回のことでまた一人、ふらっと原則在宅の人が増えたという。

 


で、やむを得ない事情が特にない&電車も20分すら乗らない私は、今後は週一在宅ってところかあ、週一って少ないな、、、としみじみ思ったくらいで、「事情関係なく在宅できる日ができたというのに、贅沢だな、欲は尽きねえな」と自分で自分にびっくりして冒頭の話に戻る。

 


欲は尽きない。

生活においてなにかに満足することってあるのかしら。6億もらったら満足するんでしょうか。わかんないから一回6億くれてみてほしい。返さない。

在宅、本当によかったな。あ、でも、在宅中はびっっくりするくらい何かを新たに書こうと思える気がしなかったので週に一回何かしらの文章を書くノルマが辛くて仕方なかったんだけど、今週出社したらこういう雑記を書こうと思えました。いや、誰のためでもなく自分のためだけど。人って何かと縛られてる方が余計なこと考えやすいし何か関係ないものを生み出しやすいみたいなのはあるかもしれませんね。

 


うーん、とはいえ、在宅、良いんだけど、さらに言うのなら、家にいようが職場にいようが結局働いちゃってるからな、とさらに贅沢なことを言いそうになっています。

やっぱり基本的に働くのが嫌いなんだと思うんだよな。仕事の内容云々関係なく。好きなことを仕事にするって考えも基本的には反対派だからあんまり好きなことに近付きたくないしな。好きなことが働くになったときに好きなことが嫌いになるのが一番怖いからな。

欲は尽きないし自分の欲がどこに向かっているのかわからないときがある。なんせ、将来的にこういう状況になっていれば満足、という像がないから私には。それどころか、将来のことを考えるといつも沈む。私は基本的に遠い未来が明るいと思ったことがなくて、じゃあどうして生きてるかというと、例えば明日はおいしいものを食べる予定があるとか、来週は楽しみにしてた生配信だとか、そういう近場の楽しい予定を考えて、「よーし、まだ死ねない」って思いながら生きてるんですよね。遠い未来は暗いけど、近い未来は明るいこともある。そのまま遠い未来がいつか近づいてきたとき、何か私の気持ちは変わってはいるのでしょうか。

数年前まで、30歳になったら自分は死ぬ(自殺とかそういう意味ではない)と思っていたんだけど30ももう遠くないし、そのときはそのときで35歳になったら死ぬとか言い出すのかな、などと。

 


世の人ってどうやって未来を見据えてどうやって生きてんだ?とよく考えているんですが、そんなことやらこんなことやら考えてる私こそなんとかかんとか生きてんだから、多分皆なんとかかんとか生きてんだろうなと思います。

 

金曜日なので酒を飲んでいます。
バイバイ僕の分身!(スピッツの「子グマ!子グマ!」がよく頭から離れなくなる)