日々霜

本とかゲームとか雑記とか小説とか。好き勝手。

遠い未来はいつも暗い

あらためて、私は与えられても与えられてももっとほしいと思ってしまう贅沢な生き物だなと思う。ここ数年間で生活がものすごく変化しているしそれは良い方向への変化なんだけど、それでもやっぱりさらに贅沢を求めてしまう。

 


ここ数年で変わったことといえば主に転職による職場環境が大きいんだけど、

・通勤時間が1時間⇒20分になった

・おちんぎんアップし、ボーナスもちゃんともらえるようになった

・オフィスカジュアル・パンプス⇒スニーカー・Tシャツで通勤してもOKになった

・勤務時間固定⇒フレックスになった

・9時始業が10時始業になり、謎に早く会社に行く文化もなくなったため8:30出社⇒9:55出社になった

・昼休みは皆で場を囲みながらヒ○ナンデスを見なきゃいけない空気に従っていた⇒昼は完全自由

・同僚に話の合う人が少ない⇒話の合う人が多い

 


などなど思いつく限りでも結構ある。前の会社でももちろん良かったところはあるけど、今やあんまり思い出せないレベル。

 


そんな中、昨今の騒動で、しばらく完全在宅勤務をしました。

在宅、とにかく自由だし、電話もとらなくていいし、周囲の音も気にならないし、ほーーんとによかった。仕事的にも支障なかった。で、それが諸々の事情で終わったのが今週頭(今後の状況によってはまだわからないけど)。

ということで今週一週間は久々に丸々出社していたんだけど、騒動以前から元々リモートワークについて明るい会社だったこともあり、今後の働き方についての話を会社の上の人たちとする機会があった。それによると、今後は、今の感染症云々関係なく、とりあえず皆在宅でも仕事できる環境を整えてもらえるという(今回は突発的だったので、準備しきれてない部分がまだあった)。

ただ、やむを得ない事情がない限りは原則出社で、週一くらいで在宅とかになるかな、などという話に。その話もまだ未確定なんだけど、引越しやら環境やらですでに原則在宅してる人は前からいて、さらに今回のことでまた一人、ふらっと原則在宅の人が増えたという。

 


で、やむを得ない事情が特にない&電車も20分すら乗らない私は、今後は週一在宅ってところかあ、週一って少ないな、、、としみじみ思ったくらいで、「事情関係なく在宅できる日ができたというのに、贅沢だな、欲は尽きねえな」と自分で自分にびっくりして冒頭の話に戻る。

 


欲は尽きない。

生活においてなにかに満足することってあるのかしら。6億もらったら満足するんでしょうか。わかんないから一回6億くれてみてほしい。返さない。

在宅、本当によかったな。あ、でも、在宅中はびっっくりするくらい何かを新たに書こうと思える気がしなかったので週に一回何かしらの文章を書くノルマが辛くて仕方なかったんだけど、今週出社したらこういう雑記を書こうと思えました。いや、誰のためでもなく自分のためだけど。人って何かと縛られてる方が余計なこと考えやすいし何か関係ないものを生み出しやすいみたいなのはあるかもしれませんね。

 


うーん、とはいえ、在宅、良いんだけど、さらに言うのなら、家にいようが職場にいようが結局働いちゃってるからな、とさらに贅沢なことを言いそうになっています。

やっぱり基本的に働くのが嫌いなんだと思うんだよな。仕事の内容云々関係なく。好きなことを仕事にするって考えも基本的には反対派だからあんまり好きなことに近付きたくないしな。好きなことが働くになったときに好きなことが嫌いになるのが一番怖いからな。

欲は尽きないし自分の欲がどこに向かっているのかわからないときがある。なんせ、将来的にこういう状況になっていれば満足、という像がないから私には。それどころか、将来のことを考えるといつも沈む。私は基本的に遠い未来が明るいと思ったことがなくて、じゃあどうして生きてるかというと、例えば明日はおいしいものを食べる予定があるとか、来週は楽しみにしてた生配信だとか、そういう近場の楽しい予定を考えて、「よーし、まだ死ねない」って思いながら生きてるんですよね。遠い未来は暗いけど、近い未来は明るいこともある。そのまま遠い未来がいつか近づいてきたとき、何か私の気持ちは変わってはいるのでしょうか。

数年前まで、30歳になったら自分は死ぬ(自殺とかそういう意味ではない)と思っていたんだけど30ももう遠くないし、そのときはそのときで35歳になったら死ぬとか言い出すのかな、などと。

 


世の人ってどうやって未来を見据えてどうやって生きてんだ?とよく考えているんですが、そんなことやらこんなことやら考えてる私こそなんとかかんとか生きてんだから、多分皆なんとかかんとか生きてんだろうなと思います。

 

金曜日なので酒を飲んでいます。
バイバイ僕の分身!(スピッツの「子グマ!子グマ!」がよく頭から離れなくなる)

誰かを応援するということ

やたらいろんな好きなものがあるけど、とりあえず人生の半分以上はお笑い鑑賞を趣味としている。

小学生くらいから夜更かしばかりして、オンバトやら笑いの金メダルやら新すぃ日本語やらの地上波のお笑い、そして運命なのか偶然なのか、スカパーのアンテナ設営が何故か当選して、親に頼み込んで入らせてもらったヨシモトファンダンゴTV。放送終了するまで、テレビの前にかじりつき、ひたすらお笑いを毎日、ご飯の時間以外は大体テレビの前にいた。

 


当然ながら好きなお笑い芸人さんもいっぱいいるし、その時期によって自分の中でのブームの人がいては、はしゃいで、次にまた好きな芸人さんができて、を繰り返している。過去にブームだった芸人さんも、大抵は嫌いになることはなく好きなままで、定期的にまたブームが訪れる……みたいなパターンが多い。お笑い芸人さん、いっぱいいるし、何より面白いことは何にも変えられないし、日常生活で笑えるって素晴らしい。そりゃハマりっぱなしになるよな、と思う。

 


そんなお笑い芸人さんの中でも、私の中で特別な二人がいた。彼此15、6年ほど、ずっと特別な二人である。

誰かは伏せる。伏せるけど、私のことを知っている人にはバレバレなのだけど、今回主旨にはそんなに関係ないし何より恥ずかしいので伏せる。

 


主旨を簡単に言うと、その特別な二人と、先週zoomでリモート飲み会する機会があったという話です。とんでもなくない?現世。この世。おかしいよねこの世!?

芸人さんってアイドルとか他の芸能人と比べると、距離が近くなりがちではある。ツアーとかもあるしね。とはいえ、私自身あんまりそこまでの接触はしてこなかった。と言いつつなぜか一人とは、一緒にフットサルはやったことあるんですけど。ハイタッチとかもしたんですけど。いやでも、飲みながら話すってもう、もう、また違う。違うよ。

 


というのも、今のご時世ではライブをしたくてもできない。舞台を封じられた芸人さんたちにお金を落とすイベントとして、企画されたものでした。

HP開くと芸人さんの顔写真があり、隣に金額が載ってるという状況自体がちょっと面白い。

ただ、私自身そこまで接触欲があるわけではなくて。とはいえ、無いわけでもなくて。何より、こんな機会二度とないと思ったのが決め手で、気づいたら購入ボタンを押していた。元々「やりたいことは全部やる」性格だったのもあり。えいや、と。

ただ参加することが正式に決まってからは、妻の出産を待つ夫ばりにもう、ずっっっとソワソワ。これイベント前に私爆散して死ぬんじゃないか? などと思いつつ。

でも人間わりと丈夫で、二人とのzoom飲みが終わった今も、幸いなことに生きている。

 


悩みに悩んで参加した結果を言うと、参加して本当に良かった。

芸人さんたちがこの自粛期間中どんな風に悩んで、暮らしているかが知れて、みんな、同じ人間だった。思ったのは、みんながみんな、それぞれ混乱しつつも日常を営んでるということ。未知のウイルスに怯え、非日常が日常になっている今って、いつも遠い人たちであっても、人間である以上全人類がちょっとだけ、普段より身近な感覚になれるのだなと思った。だからなのか、多分、内心焦りまくってはいたけどいざ飲み会が始まったらちょっとリラックスできた。幸運なことに、今の世の中においては同じ人間というだけで、身近だったのです。

あと他のファンの方の熱い話も聞けたのもよかったし、自分も芸人さんに応援していることを伝えられたのが、なんだかしみじみ考えると本当によかったと思う。強く感じたのは、応援している人に、こんなに直接「応援しています」と伝えられること、なかなかないなということ。特に私みたいなもんが。

私みたいなもんは、距離が近いツール代表であるツイッターでも、応援している人にリプライをすることも少ない(感情的になった時だけ送ってしまう)。いっぱいリプライしてる人、常に応援してる人のことを呟いてる人、ツアーや出待ちなどで毎回接触をしていく人、は本当に貫いててすごいし、否定する気などさらさらないんだけど、これはもう自分自身の性質の問題で、多分そういうのを手放しでできないカルマを背負っている。

でも、そんな私でもちょっとこういう機会を使わせていただいて、応援していることを伝えられたことは本当によかったなと、しっかり思うのでした。結果的に、応援している気持ちを伝えるのを手助けしてくれるイベントになったと、思ってしまった。応援してますって、言われたらどんな気持ちなんだろうと思うんだけど、多分悪い気分になることではないだろうというのはわかる。

後、なんてったって今のこの世の中である。皆苦しい。芸人さんたちは仕事に直結してしまう。私たちは芸人さんたちを見るためのライブに行けない。そんな皆が窮屈している状況で、本人に、ファンがお金を払えるイベントがあって、それに参加して応援していると伝えられるのは、非常にわかりやすいエールになってくれるんじゃないかな、と自惚れかもしれないけどちょっとだけ思ってしまった。でも、だからこそ、素直に伝えられた。それに、自分自身ももちろん現状に不安があるわけで。そんな今にこそお笑いというものが非常にありがたいことも実感していたし、伝えずにはいられなかった。

ということで、私のように捻くれている何かのファンの人。もしかしたら今は、感情的に、応援している人に、応援していますとめちゃくちゃ伝えやすい状況なのかもしれないのです。

普段はなかなか言えなくても、今なら、お互いにデメリットないんじゃない? と考えやすいはずなのです。

 


と言いつつまた私はさらっと捻くれファンには戻るんだと思う。そして壁から頭だけ出して芸人さんたちをまた覗くのだと思います。でもたまにまた気まぐれで、機会があれば応援していることを伝えてしまうんだろうな。そのくらいが私には合っている。

 


一人の芸人さんと交わした、お互いに「お元気そうで何よりです」という会話が、なんだかめちゃくちゃちょうど良かったなと思う。しばらくはこれをホルモンのように噛みしめながらまた今日を生きようと思います。うん。またどこかで。

 


【余談】

ちなみに今回、あまり書きたくないけど書きます、という文章で始めようとして、こいつ前回もそんなこと言ってやがったなって思って消しました。いつも書きたくないもの書いてんな。

 


基本書きたくない理由は、ちょっと自分をさらけだすのが恥ずかしいから、です。

でも、先日、「しもださんの文章の、さらけだしているところが好きです」と言っていただいたことがあったので、それは嬉しかった。

防御なし、攻撃のみのノーガードコミュニケーション、ノーガード創作を今後もできるだけ、自由気ままに、自己満足でやっていきたい。文章下手だし、整えるのはもっと下手だけれど。

ここ数ヶ月の話

1月後半から4月中旬(今現在)までの自分の心の動きについて簡単に書き留めておこうなどと思っただけのやつ。後で消すかもしれませんが。

正直あまり書きたい話題ではないけど、ネガティブに捉えると自分自身が参ってしまうのをわかっているし、逆にポジティブに捉え過ぎるとそれはそれで参ってしまうので、そういう中で微妙な気持ちについて簡単に記したいだけ。

 

始まりはというと、1月後半(本当ならもっと前ではあるんだけど、自分がちゃんと意識したのはこのあたりです)に、中国で新種のウイルスが発生しているという話題を受けたところから。
時期としては春節が始まる前で、この時点で「恐い」と感じ始める。幼い頃から心配性というか精神的に不安症の気があり、災害や事件などには敏感に反応する。ちなみに小学生の頃、ノストラダムスの大予言の当日に押し入れにこもって泣き崩れた過去がある。
しかし、流石に大人になってしまったのと、なんの権力もない一般国民なので国の決定に従うだけ。とりあえずマスク生活。中国人の多そうな場所にはいかないようにしたり、マッサージの予約キャンセルしたり。マスクや消毒アルコール類のの売り切れもこのあたりから一気に始まったような記憶。中国人が日本に来て買っていったのも大きいんだろうけど、日本人でも一定数は、この時点で同じく不安に思っていたからなのだと思う。あとは転売屋か。

そこからは、全国でちょっとずつ増えていく感染者の数にやっぱり「恐い」と思う日々。ただ難しいなと思ったのは、「恐い」という感情、波やムラがもの凄いのと、「逃避」を呼ぶんですよね。終始恐いと思っていると心が死んでしまう。
数年前くらいまでの私はというと、さまざまな「恐い」に振り回されては、夜眠れない、息がしづらくなる、といった症状に陥ることが多かった。近年はそこまでの事態になることはあまりないんだけど、大人になったというよりは逃避の仕方が多少上手になったのだと思っている。
ということで、相変わらず「恐い」けど、恐い想像はできるだけしないようにしていた。「恐い」ことで日常生活に影響が出てしまった経験が過去に何度もあったので、できるだけコントロールして楽しいことを考えたかった。本当は、心の中で何度も最も恐ろしいことを考えてはやめる、を繰り返していたけど意識をしないようにしていた。

 

そんな中、参戦を予定していたPerfumeのライブが当日中止になる。
参戦については、同行者と相談をしつつも決めていた。迷いつつも、公演があるというのなら参戦するという結論だった。その頃、不安や恐怖の多い日常生活で、先ほども書いたように、自分の不安や「恐い」が起因して楽しいことを避けるのは、私にとってはその方が勇気がいる選択だったというのもある。
2days公演の2日目で、全国ドームツアーの最終日。前日には音漏れを聞きながらグッズを買って、楽しみだねなんて話をして。ドーム近くのお店で食事をしたら、お店でもPerfumeが流れていて店員さんにも「開催できて良かったよね~楽しんでね」と言われた直後だったのに。
2月26日、大型イベントの自粛要請が午前中に出て、午後に速やかに中止連絡が来て肩を落とした。仕方ないけど、仕方ないとわかっていても、それで片付けられるほど感情って簡単じゃない。何にもぶつけようがなくて、しばらく落ち込んでた。今思えば、それが全国的なイベント自粛の幕開け。
ちなみに私はその悲しみを背負えずに次の日映画館にミッドサマー見に行きました。今ならやらんな、と思いつつ後悔はしてません。ミッドサマーの不穏さにしばらく囚われ、noteで長文感想書いてる時とかめちゃくちゃ精神的に元気だったし。不安を不穏で紛らわせる。

 

そのあたりから、ネット、特にSNSを見てると心が荒み、まともに見れなくなる。
でもネット依存症なので見ずにはいられない。そしてさらにすさむ、というループ。

所謂お昼のワイドショー番組が大の苦手なのだけど、元々個々人の集合体で流行も早ければ通り過ぎるのも早いネットが、皆で同じ話題をつつきあい続けるワイドショーになっていくようで本当に見てられなかった。未知のウイルスについて、大勢がいたる方向から触れては語っていく様子を摂取しすぎて疲れ果ててしまった。
そこに、いやそれを言うなら最近のネット自体が自由さが欠けてきてて批判する対象を常に探してて何もかもが可視化されて声大きいものが目立っちゃってなどという、そもそも今のネットがクソじゃん理論も追加され、そうだったネットも社会もクソだったじゃねーか今更何言ってんだよこの機会にネット依存症やめろよ、いやそんな簡単にできねーからこうなってんだよなどと頭の中ぐっちゃぐちゃ。
余談だけど、ワイドショーマジでクソだなと思う代表的なエピとしては、某芸能人の息子がレ○プ疑惑で捕まったとき、二週間くらい、新しい情報なんて一個もないのに毎日長時間さいて意見言い合ってたこと。なんで再放送を生放送してんの? と思ってた。
前の会社に勤めてたとき、お昼は数人でテレビの前でワイドショー見ながらご飯を食べるのが当たり前という恐ろしいルーチンがあって、そのときにワイドショー見ながらの当たり障りないクソつまらない雑談を強いられたこともあいまってよりアレルギーになった。今思えばよくそんな生活できてたな。今地上波テレビそのものをほぼ見てないし、録画してんの勇者ああああとマツコの知らない世界くらいだわ。

余談終わり。

 

特にきつかったのは、緊急事態宣言前の、長い長い微睡みのような期間の自粛問題。
自粛の感覚が人それぞれなのに、人の行動に対して自分の基準でキレてる人が激増したのが個人的に一番地獄だった。
今のように、自粛要請が政府から正式に出てからは、何旅行してんだとか、何不要不急の外出してんだとか言うのはおかしくないけど、1~3月の時点では、「私は我慢してるのだからお前も我慢しろ!」の押しつけが至る所でみられた。私自身もその波に飲み込まれそうになった。普段は冷静であろう人たちが、皆強い語気で、それぞれが自分の感覚で怒ってたの、いやマジで、クソリプが通常のことみたいになってた。この世の地獄。
今回の件で「日常生活が何もかも変わってしまった」とかそういうことではなく、「こんなもんなんだよね、知ってた」というのを眼球引っ張り出されて無理やり見せつけられた感じ。でもそんな中に生まれちゃったし、生きちゃってるし、生きちゃってるからそこそ人生の楽しいことも楽しんでるし、別に死にたくはないし。だから自分で楽しくなるしかないじゃん。ただ捻くれてるので、ネガティブはネガティブで嫌なんだけど、ポジティブに自分を言い聞かせるのも嫌だ。「危険!気を付けて!」も「大丈夫!きっと明日は来る!」もどっちの思考もいらなくって、私はただただ、この件以外の別のことを考えたいだけなんだった。ネガティブな話もポジティブな話も両方嫌で、もう話題そのものに疲れきってる。でも実際身近で起きている大問題なので、皆頭がいっぱいになるのもわかるし、さっきも書いたけど自分だって嫌だ嫌だ恐い恐いと思いつつどこかでは考えざるを得ない。その思考ぐるぐるがすでに1月後半から続いてんだから、そりゃー疲れるわ。もういやだ~ってなる(あ、でも例外として、狂信的になっているのかもしれないけど、加藤純一に関してはこの話題を出せど「聞きたくない」と感じなかったので自分でも驚いた。ワイドショーで取り扱われそうなテーマだろうがなんだろうが、何の話題でも心地よく、ちょうどよく触れてくるのすげー不思議)。

 

暗いことを書き殴ったけど、ゲーム実況動画や配信見るの大好き&ゲームも大好きなどインドア趣味の、おうちの時間が多いことで苦痛を覚えない人間なので、在宅生活開始後の方が精神的にも体調的にも良い。ネットともなんとか適度に距離を保って楽になった。客観的に振り返れば、これまでが齧り付きすぎだったような気もする。見たいものだけ見ればいいと思いつつ、そうできていなかったのも、自分の心のどこかにも大の苦手なワイドショー的好奇心が存在していたからだ、と思う。


おうちの時間、これまでも見ていた配信者たちに加えて、こんな状況だからか、「この人まで配信やるなんて」ってことも多い。最近だと狩野英孝のDBDがめちゃくちゃ面白かった。後元からやってた人たちも、他の仕事がなくなってしまったからこそ投稿頻度が高くなっていたりする。すゑひろがりずのけも藪、流行病の乱の動画を毎日見れるの幸せ過ぎる。

そんな感じで、ひたすら、ゲーム実況の他に、お笑い芸人の動画を見ています。そういえば私お笑いオタクだったわー、と思い出してしみじみ噛み締めている。特にニコニコゲートの滑狼(人狼のパロディゲー)とかを永遠に見ています。

あ、期間限定公開中のこの滑狼動画、マジで70回くらいリピートしてるので全人類みてください。これもまたすゑひろがりずがメインですが、全体的にドラマチックです。

 

落ち着いたら音楽やお笑いのライブに行きたいなあ。

 

そうだ、好きなYoutuberもできました。ゲーム実況者や芸人以外だと初めて好きになった人たちです。おませちゃんブラザーズというサブカル・平成愛してる系YouTuber。こちらも貼っておきます。拗らせてる人におすすめです。三人の好きなものの話やちょっとあほな企画などなど、なんかずーっと見てしまう。

  

ゲームもめちゃくちゃやっています。今はどうぶつの森を主にやっています。マメな性格じゃないから向いてない、と買わない予定だったけど、買ったらまんまと楽しんでいるし、簡単に逃避ができるのでいい。島クリエイトができるようになりましたが、具体的にどうしていこうか模索中。向いてないのでほどほどに頑張りたい。

今後もどうなるやらさっぱりわからないんだけど、引きこもりながら楽しいことにまみれて、考えてもどうしようもないことを考える時間はちょっと減ったように思います。在宅勤務に関しては慣れすぎて今後出勤生活に戻ることができるとは思えないレベル。

 

最近服とか化粧品とかさっっぱり買ってなかったけど、昨日、ツモリチサトとニコアンドコラボのワンピースを買いました。楽しく着れる日を願って。後アクセーヌの化粧水もプレゼント当選したんです。使ってみよう。


毒にも薬にもならないけど、こんなこと考えてたのね、と後々見る日が来れば。

最後に、おいしい自宅飯をいくつか貼って終わる。外食が難しい中、人の作るご飯は本当いいなあ。3枚目は推しラーメン屋さんの激うまテイクアウト、他は作られご飯。

 

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今更「SEKIROがめっちゃ面白い」というだけの記事

SEKIROをクリアした。

www.sekiro.jp

 

発売から大分遅れてのクリアなので、世間的には今更だけど純粋に感想を簡単に綴りたい。

 

ということでいきなりですが、このゲームめっっちゃ面白くないですか?

今更なのはわかってるんだけど、めっちゃ面白くないですか?

さらに言うならゲームアワード受賞してるゲームに何言ってんだって感じだけど、いやマジで面白くないですか?

 

などなど、松阪牛食べて、この肉うまくないですか?って言ってるようなもんだとはわかっているんだけど、だとしても繰り返し叫びたくなる。そのくらい、SEKIRO、めっちゃ面白いゲームだった。

 

そもそもSEKIRO、自分でプレイするつもりはなかった。
発売前から気になってはいた。なぜならフロムソフトウェアのゲームだから。
でもやるのを諦めていた。なぜならフロムソフトウェアのゲームだから。

 

と主張だけみると単純なんですけど、少々補足すると、私はゲームは大好きだけど、プレイスキルがほんっとなくて、元々アクションは大苦手。

そんな私と、無縁と思われるフロムソフトウェアをつなげたのは、PS4でトロコン数現在約90の頭のおかしいフロム脳幼馴染(読んで字の如く)。
彼からは「フロムはいいぞいいぞ」と言われ続けていたんだけど、言われ続ける度に「でも、難しいんでしょう?」と避けていた。
それが、PSNのフリープレイでブラッドボーンが来て、「フリプだしとにかくやれ」と言われて「まあフリーだし」と安易に手を出してからが始まり。絶望の難易度には何度も引退しかけたけれども、勝利したときの快感と、他のゲームにはない独特の雰囲気に魅入られ、周囲の協力も相まってか、気づいたらトロコンしてたくらいにはハマった。

その後、時間をかけてリマスター版ダークソウルとダークソウル3をプレイしたあたりで、フロムゲーの、独自の魅力にやられてしまった。

ただ、クリアにはほんっっとうに苦労した。
一人では無理かなあ、と諦めたところもある(何度繰り返しても勝てず、NPCを利用したり、マルチ助っ人を呼んだりした)。中には完全に味方頼りになってしまう戦闘もあった。そのためちょっと後ろめたく、また一人で頑張りたいという気持ちはあるんだけど、その後なかなか腰も上がらないという具合だ。

 

そんな中でSEKIROの話に戻る。ソウルシリーズとブラッドボーンをひぃひぃ心臓止まりそうになりながらギリギリクリアした私からすると、「歴代最高難易度」とか「ソロ限定(マルチプレイなし)」とか、そういう肩書きはあまりにも重すぎた。

後これは好みの話だけれど、ソウルシリーズやブラッドボーンとは全く違う雰囲気。舞台は戦国時代で、主人公は忍者で、武器は刀……。謂わば歴史物。ソウルやブラボのあのダークファンタジーに惹かれた身としては、SEKIROの雰囲気にそんなに食指は動かなかった。

 

 

そんなこんなで、SEKIROは「自分ではやらない」と決めていた。
だからこそ、普通にプレイ動画・実況動画も見ることにした(自分でやろうと思っている&ストーリー性のあるゲームは実況動画を見るのを避けている)。
特に、SEKIROは発売時から、好きな実況者がニコニコ動画公式で「クリアするまで帰れない」放送が決定していたので、すかさず見た。

 

 

見ていくうちに、まず「雰囲気に食指が動かない」が覆った。そもそもフロムソフトウェアの出すゲームが普通の歴史物なわけがなかった。戦闘云々を一旦置いといても、美しいグラフィックや音楽、独特なNPCたち、なんとも言えないイベントの数々。そういった様々な要素はとても魅力的で、あっという間に惹かれた。しかし最終的に、実況者たちが50時間50分かけてクリアする様を見て、「ああやっぱり、めちゃくちゃ難しいんだな、うんやっぱり無理」と、まだ「自分ではやらない」姿勢は崩れないままだった。

 

それから結構な月日が経って、「自分でやる」きっかけとなったのが、「クリアするまで帰れない」配信の実況者・加藤純一が、個人放送で「死んだら即終了」という縛りでSEKIROをプレイし、見事クリアしたことだった。

 

 

初見のときに50時間50分かけて、何度も同じところで死んではまた死んでを繰り返していた実況者が、一度もコンティニューせずにクリアしたというのは衝撃的だった。そのチャレンジ自体も一度目のチャレンジではなかったが、何度も練習・実践を繰り返し、どんどんプレイが研ぎ澄まされていく課程も見ていた。それが、ついに、一度も死なずにクリアを達成した。彼の名前がツイッターのトレンドにもなったその日は、感動と興奮でなかなか眠れなかった。

 

そこからはもうほぼ勢い。そもそも放送を見ながら「もしこの縛りでクリアしたら私もSEKIRO買おっかな」などと軽く呟いていたので、有言実行。それも、仕事中もしばらくSEKIROのことしか考えられなかったため、放送翌日の帰りに即買った。

 

 

 

 ただ、本当に勢いで買ったので、「ついに手を出すときが来てしまった」という気持ちが強すぎて数日放置してポケモンや他のゲームに勤しむ日々。往生際が悪い……。

そんな中、やっとプレイを開始してからは、夢中で進めて、クリアまで一気に駆け抜けることになる。

 

「歴代最高難易度」。それでいて、「ソロ限定」。
めちゃくちゃ難しいのに、自分の力で突破するしかない。
絶対クリアできない。諦めてしまうに違いない。最も恐れていたそれらは、SEKIROというゲームにおいては、心配無用でした。

 

それが多分このゲームの最もとんでもないところ。肩書きが間違っているとかではなく、尋常じゃない難易度なのは確かなのに、それ以上に、ゲームバランスが尋常じゃなく整えられている。ソロでも、人に頼れなくても、なんとかクリアが可能なんです。私みたいにアクションめちゃくちゃ苦手人間でも。それも、そこまでストレス……というか精神的に傷つくことなく。

 

ソウルシリーズで「本当に勝てるのか…」「もう無理」と死ぬ度に絶望していた私が、SEKIROでは、死ぬ度に「でもさっきよりはいけた」「もう少しで勝てる」と前向きになれるんですよね。自分でもびっくりしながら。でもそれは思い込みじゃなく、本当に、気づいたら勝てている。その快感がたまらず、どんどん進んでしまう。こんなにも自身のプレイスキルの成長が実感できるゲームがあるだろうか。そして大人になった今、こんなにも「諦めないこと」を学べるゲームがあるだろうか。

 

前向きにリトライを繰り返してしまうのは、その戦闘スタイルにも関係があるのかな。ソウルシリーズやブラボでは、主に敵の攻撃を避けるor受け流して反撃する(パリィ)ことが主なんだけど、SEKIROでは刀を使って「弾き」、敵の体幹を削ることができる。そのため、敵の危険な「弾き」ができない攻撃を避ける以外は、逃げ腰ではなく、攻めて攻めて攻めまくること(byカスミ)が大切になる。その戦闘スタイルが、おそらく背中を押してくれるんだと思う。

 

特に、ラスボスと対面したときがこのゲームの真骨頂。今までの自分の成長の集大成の場。何度も何度も挑んで、少しずつ少しずつ攻略できていくのがたまらなく楽しかったです。なにも特別な打開策はない。自分が今まで戦って、努力によって身に付けてきた実力だけで挑む。丸一日かけて戦って撃破したにもかかわらず、「また戦いたい」と思えるのが恐ろしい。このゲーム本当に恐ろしいぞ。

 

後ストーリーもわかりやすい。いや、わかりやすいとまではいえないけどソウルシリーズ・ブラボよりはわかりやすい。一方で、イベントのフラグなどなどは「わかりやすい」とは決して言えないのは相変わらずフロムさんっぽい。しかしそんなところすらちょっと愛しいのでもうとっくに私の脳は重症なのかもしれない。

 

そんなSEKIRO、ほんっとうに面白かったです。レビューを見ると、「アクションゲームが苦手な人にはおすすめできない」「人を選ぶ」という声もあったんだけど、個人的には私のようにアクションゲームが苦手だと自覚している人にこそプレイしてほしいかもしれないなと思った。諦めさえしなければ、アクションゲームが苦手でもクリアできる。自信を持ってほしい。

 


以上簡単に、でもなかなか長くなっちゃった感想でした。
ただ、こんなことを書きながらも、私は「SEKIRO唯一のブラボボス」などと言われている怨嗟の鬼さんをまだ倒していないのでこれから挑みます。はたして、前向きに挑めるだろうか……。

 

 

 

追記


SEKIROトロコンしました!!!

 

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のでちょっと振り返りなど。


トロコンについては、全てのED見るぞ~全てのボスと戦うぞ~という気持ちでやる分には大変じゃなかった。ただスキルポイント集めだけはなかなかの苦行でした……。途中で手に入るお面が罠で、スキルポイント5集めれば攻め力あげれるよ~っていうやつなんですけど、スキルポイントを獲得するための経験値はどんどん大きくなってしまうので……トロコン狙うなら一度とはいえあげなきゃよかった~っという後悔。でも周回を繰り返すことで獲得できる経験値はかなり上昇するので、全ED見た上で周回をさらに繰り返せるのならそこまで苦労はしないのかも。

とにかくトロコンは、ブラボに比べたら全然苦行じゃなかったです!(こんなこと言ってるけどブラボのことは大好き!!)

 

 

SEKIRO 個人的ボスの強さランキングベスト3


初見で苦労したというか、単純に時間がかかった順。


1位 ラスボス(一応伏せ)
⇒休日の昼から夜にかけて戦った。寝る直前に勝てたのはすごくうれしかった。
だんだん第ゼロ段階の彼をノーダメで通るのが当然となり、次に第一段階目も余裕が出てきて、しかし第二段階がどうにもなかなか倒せなくて……三つのED見るために計三回戦いましたけど、いつまでも第二段階が苦手でした。第三段階目は雷返しさえ決められればまあやりやすいので。そういえば霧がらすが雷返しに使えるのトロコンするまで全然気づかず、ノーダメボス全撃破動画を見て知った……。
これに限らず、忍具とスキル技、もっと使いこなせればよかったのかな~と思います。不死斬りは結構使った。忍具は相手によっては爆竹と火吹きは重宝。そしてボス級で最も活躍したのは、何かと傘でした。調べたら色々と便利そうな霧がらす、もっと活用してみたかったな。


2位 破戒僧(幻影)
⇒一周目、神ふぶきも爆竹も種鳴らしも使わなかったら、めっっちゃ苦労した。後に出会う本体の方が3ゲージあったけど楽だった……。
でも連続攻撃を弾いたり、立ち回ったり、がなんとも楽しいボス。そして後でも書くけどBGMが良い。本人めっちゃ気持ち悪いのに曲はすごく綺麗(破戒僧さんすみません)。


3位 お蝶
⇒最初の鬼門(戦わないルートもあるけど)。戦闘時の回復ソースの少なさ、立ち回りの慣れなさで、とにかく時間がかかった……第二段階の幻影とホワタマ(ホワイトタマ)の絶望感。でも一周目はめちゃくちゃ苦労したのに、二周目ではなんなく倒せるので、本当にSEKIROというゲームのバランスの良さを感じる……。さらに言うなら二周目は最初の負け確イベント戦に普通に勝てるもんな。人の成長……。


番外 怨嗟の鬼
⇒彼はブラボの世界にいくべき。でも彼との関わりというか、ストーリーはかなり好きです。
足元が比較的安全だと早めにわかったのと、泣き虫と傘のおかげでいけたという程度なのでもっと普通に戦っていたら発狂してたかもしれない。他の敵と戦ってると怨嗟に勝てなくなるし、怨嗟に勝った頃には他の敵に勝てなくなっている。そのくらい立ち回りが違いました。
余談だけどSEKIRO、この記事に書いている通り、私がやりはじめるまでにめちゃくちゃ時間がかかったのだけど、同居している人は実は発売日に買ってやっていた。しかし、道中で出会った怨嗟にまったく勝てずにラスボス手前でSEKIROを封印し、今ではショックで記憶を無くしてしまって、「SEKIRO?そんなゲームやったことがないよ」とほざいています。私が怨嗟を倒すのを横でしみじみと見ていた。


初見での苦労という意味では以上ですが、
正直、どの周回でも同じくらい苦労したのは毒だまりのシラハギ。あまりにも環境が悪すぎる。後は同じく環境が悪いよ選手権だと超終盤の七本槍の人はあほすぎるぞこの配置ってなりました。一旦スルーしてから戻って傀儡の術使うのが一番安定する。あ~後は二猿も環境が酷い。いや、あらためて、複数って卑怯だわ。フロムこのやろう……。複数は勘弁しろお願いします。


後は、社の忍者(正長くん)は一周目、壁ハメを使ってまでも負けたというトラウマが。
そして二周目以降は大抵誰と戦っても1,2戦で倒せたんだけど、なぜか梟(通常)に全然勝てなかった。なんなら一周目よりも負け越した。周回でちょっと強くなってるとはいえ、瓢箪も全部そろってるし、自分の強さ上昇率の方が上だとは思ったので不思議です。一周目より二周目の方が勝てなかったシリーズだとお城の居合いマンもそうでした。彼については多分、他の敵と趣向が異なりすぎて、弾きのタイミング自体がわからなくなってしまったんだと思います。それにしても、ジラフもそうだけど、SEKIROの弾きはリズムゲーの節があるなあ。
などなど、そのときによって勝てたり勝てなかったりした敵が様々だったので、人によってもそれぞれ苦労した敵は全然違いそう。つくづく、なんてバランスの良いゲームなんだ……。

 

後フロムゲー、BGMも世界にマッチしていて、独特でいいですよね。
SEKIROのBGMで好きなのは破戒僧戦と過去梟戦と桜竜戦。あとお蝶さんもだんだん好きになってくる……和の中でも、神秘的な音に弱いですね。ただ源の宮の、笛の音と流れる戦闘BGMはもうしばらく聞きたくないです(スキルポイント集めのトラウマ)
頭についつい残っちゃって印象的なのは赤鬼戦。赤鬼以外でも流れるけど、赤鬼に似合いすぎると思う、あの雄叫びBGM。

 

SEKIRO、本当に良いゲームだった。次は、来るとしたらDLCかな〜、エルデンリングも楽しみだな〜、いつからこんなにフロムに取り憑かれてしまったんだろう、アクションゲーム苦手なのに……もう逃れられない……。

 

 

 

リングフィットアドベンチャーを一週間やった感想

リングフィットアドベンチャーをはじめました。

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前提

私:万年痩せたいと思っている……けれども努力しないしラーメンを食うのもやめないダメ人間
食べるの大好きゲーム大好き、出かける予定がない日はほぼ家に引きこもり…で、当然ながら運動する習慣無し

運動不足+ゲームのやりすぎ+デスクワークで以前から酷かった身体の凝りは日々悪化の一歩。身体に限界が来ては、月一ペースでマッサージをしにいく日々。寝起きも元々良い方ではないけれど、朝は常にだるくてなかなか起きられないことが増えた。「体調の良い日というのは大人になると気づいたらなくなってるのだなあ しものだ」などと思っていた。

 

リングフィットアドベンチャー開始

元々フィットボクシングの体験版をやって購入を検討していたんだけど、久々に会った人に「太ったね」と言われて絶望した同居している人が「それでは生ぬるいから厳しくいこう」と主張し、口コミで「マジでガチ」と名高いリングフィットアドベンチャーを選択し、運動不足と体重が両方気になる二人で始めることになりました。

口コミで聞いていたので覚悟はしてたけれど、マジでガチなのはマジでガチでした。
そもそもパッケージを明けた途端「筋肉は一生の相棒」って書いてある時点で「やべえものに手を出したな」と思い震えました。


ということで日頃の運動ゼロ状態から開始し、一週間連続してプレイした感想を記します。今のうちに。

 

「運動すること」への慣れを実感

まだ一週間ですが、感想としてはこれが一番大きいです。
リングフィット開始初日の息切れと、二日目~三日目あたりの筋肉痛は酷いものでした。ベッドから起き上がる、ちょっとしゃがむ、手を伸ばす、くらいの動作で身体が軋むのを感じました。

それが一週間経つと、相変わらずきついはきついんだけど、明らかな運動への慣れと筋肉痛の減少を体感できます。
また、ゲーム内では運動負荷を選択できますが、毎日調整することができます。開始時は10くらいでひいひい言ってたのが、「もっといけるのでは?」と上げていき、今は19でやっています。今後も無理しない程度に調整していこうと思います。

 

ゲームとして面白い

Wii Fit」のときもそうだったけど、ゲームとしてめっちゃよくできていて、「運動がメインだからストーリーは置いとこう」ではないところが流石任天堂
そしてジャンルがRPGなのが利いていて、身体を使って思いきり冒険しているという実感がすごい。

敵を倒すためにはダメージの大きい技を使う必要があるんだけど、ダメージの大きい技=自分の身体にもダメージが大きいので使うの躊躇してしまったり、せっかく敵の体力を削っても体力回復したり仲間を呼んだりされて絶望したりしています。毎日毎日、こんなに主人公に感情移入することあるだろうか。ストーリークリアが楽しみ。

後逐一運動を求められるのが笑える。体力回復アイテムとしてスムージーがあるんだけど、買う以外に、材料のほうれん草やぶどう等を手に入れた後に自分でしぼって作ることもできるのが頭おかしくて好きです。後スムージーはゲーム内の体力回復アイテムなのは確かなんだけど、それとは別に「水分補給が体力回復に役立つよ!」とリアルで水分とって体力回復もしろよ、とアドバイスしてくれます。やべえ。

 

めっちゃ褒めてくれるのいい

このゲーム、結構なペースで運動を求められる(購入前イメージではスクワット3回くらいで敵を倒すのかななどと思っていたけど、20回しても敵は死なないことが普通)ので、「まだ、まだ後20回もあるの!?」と心が折れがち。ただ、一回やるごとに「ナイス!」「すばらしいね!」「頑張って!」「筋肉が喜んでるよ!」「汗が輝いてるね!」とめちゃくちゃ褒めてくれるので、つい頑張ってしまう。人は褒められるのに弱いし、人は生きてるだけで偉いんだからもっと褒められるべきだと思っている(日常でも「朝起きて、出勤して、えらい!」と何かと褒めあうことを習慣にしている)ので、これは非常に助かる。

ただめっちゃ褒められたわ~たしかにめっちゃ頑張ったしな~!と自画自賛してるときにゲーム内報酬が5円とかしかもらえないときは一気に切ない気持ちになるので注意。世界は甘くない。

 

記録をつけてくれるのいい

自分含め運動初心者にありがちだと思うのだけど、食べ過ぎたときや運動不足を実感したときに、悪あがきで運動やらストレッチやらをすることがある。私の場合は腹筋、スクワットを「昨日食べすぎたから」などと自発的にやることがあった。
でも、こういう自発的な運動って、あんまりちゃんと回数や時間を数えていなくて、アバウトに始めてアバウトに終わることが多くないですか。後、スクワットとかの場合最初はキープ時間長めにやってるけど終わりの方はハイペース、とペースがバラバラとか。
リングフィットでは、運動をした時間や消費カロリーをしっかり記録してくれる他、スクワット等でも当然ながらペースを守ってしっかりやってくれる。運動した量が正確に数字になるのって継続するモチベーションに凄く大事なことなんだな、とリングフィットをやっていて感じます。毎日「このくらいやったら終わろう」という目安にもなる。

 

心なしか身体が軽い&引き締まった

これはまだ「なんとなく」の範囲ですが、寝起きがちょっとよくなった、階段のぼるのが辛くなくなった、お腹周りがちょっと引き締まった、二の腕に筋肉の欠片が見えるようになったなどの変化がちょっとずつきている、ような、気がします。気のせいかもしれない。もっと継続してからたしかめたい。

とりあえず確かなのは、便秘によく悩まされてるけどこの一週間は便秘になってない。

 

最後に:今後こうなればいいな

・痩せる(身体が引き締まる)
・肩こり改善
・朝が辛くなくなる
・筋肉と友達になる


まだ一週間ですが、今のところ前向きな気持ちで継続できているのは嬉しい。
もっと変化を感じたら続報を書くかもしれません。

音楽知識が足りないけどポケモンのBGMについて語りたい

ポケットモンスター縮めてポケモンが、大好きです。皆大好きですよね、わかります。


そしてポケモンのゲームBGM、めちゃくちゃいいですよね、わかります。わかります。新作出るときとか、ポケモンそのものも楽しみだけどBGMも同じくらい楽しみにしている人、多いんじゃないでしょうか。

 

私も多分に漏れず好きなんですけど、私自身、音楽を聴くのは好きだけど音楽用語や知識がない人間のため、いつも好きだなあという感情を文章で表現すると「良い」に尽きてしまいます。流石にちょっとな~、もうちょっと別の言葉で表現してみたいな~ということでチャレンジをしようと思い、書くことにしました。

音楽用語が基本的にわからないし楽譜も読めない人間なので、音楽について文章で綴るのは本当に難しいなといつも思っています。特にゲームBGMでは基本的に歌詞がないからより難しい。
完全にわからない、というわけではないんだけど、用語の使い方があっているかとか、この音はあの楽器だとか、そういう推測が不安なものもあるので、ここから先は基本的には感覚でぶん殴るように綴ります。音楽に詳しい人が読んだらぶん殴られるかもしれないなと心配ですが、ぶん殴らないでいてくれる人のみ読んでください。6曲ほどやってみます。

 

 

ポケットモンスター 金銀クリスタル 『戦闘!ジムリーダー(カントー)』


金銀クリスタルは、ポケモンシリーズの中で最も思い出深い作品です。
本作の最大の特徴としてはやはり、前作の赤緑青ピカチュウバージョンの舞台であるカントー地方に行けるというサプライズ要素。
初代ポケモンを何回もリセットしては遊び続けた後に、新作が出て新しい冒険に出られることがまず嬉しいのに、遊び尽くしたカントー地方に、自分がまた足を踏み入れられる、二つの地方を冒険できるというのはもう最高にアツかったですね。
「きみは いま! カントーちほう への だいいっぽを ふみだした!」…あのセリフを思い出すだけで色んな想いが胸から溢れ出てしまうものです。

そんな中、目の前に立ちはだかるのは懐かしきカントーのジムリーダーたちとの再開、そしてバトル。ここで流れるBGMこそが、『戦闘!ジムリーダー(カントー)』。

とにかくかっっっっこいい!!
初代ジムリーダー戦のアレンジなのですが、イントロが流れた瞬間からもう突き刺さるようなかっこよさ。バトルには勝っても基本的には全てが負けた気持ちになるかっこよさ。レジェンド級「新しく冒険したジョウト地方、すごく楽しかっただろう、しかしカントーも負けてないだろ?」と言われてるような、計り知れない強さを持ったBGMです。
そしてこのBGMが使われた金銀からももうすでに20年が経過して、ゲームBGMも非常に進化しました。この頃はまだ使うことができなかったサウンドも増えましたが、それでも、この曲は未だに色褪せない格好良さを保っている。強いなあ、本当に強い曲です。この曲に限らず、8bit、16bitなどの所謂ピコピコ音楽が持っている特有の強さってありますよね……。

そんな想いで原曲を紹介しましたが、リメイクのハートゴールドソウルシルバーバージョンでのカントージムリーダー戦も捨てがたい良さがあります。

原曲の推し所はなんといってもイントロで低音と高音を重ねて迫ってくる「テレテレテレテレテレテレテレテレ!ドゥンドゥンデレデレ~」のところとサビ部分の裏音でまた再度繰り返される「ドゥンドゥンデレデレ」のところなんですが、
リメイク版ではまずイントロ最初に「ドンデンッ!」と破裂させてから始まり、イントロ後に「でぇ~ててれーてんてーてーてー…」と急に落ち着きを見せてくるところの緩急がまた良いです。
後音が少ない良さもあるんですが、やはり多い良さもあります。余談ですが、金銀からルビサファになったときの音の進化にはめっちゃビビった思い出。ええ~オーケストラじゃん!?となります。ルビサファの曲って基本的にホワンホワンしてて特徴的だよなと感じます。

 

ポケットモンスター HGSS 『戦闘!ホウオウ』


金銀クリスタルのリメイク版であるハートゴールドソウルシルバーから、印象的な一曲。
金銀クリスタルのときは、ホウオウ・ルギアそれぞれの看板ポケモンに専用BGMはありませんでした。それが、リメイク版で新規に書き下ろされます。

私はホウオウ・ルギアではルギア派です。関係ないけど映画ルギア爆誕ロケット団格好良いですよね!悪の組織がちょっと味方になる展開アツイ。
で、話を戻すと、ルギア派ですが、BGMに関してはホウオウに完敗だな、などと思ってしまいます。ルギアが悪いわけではないけど、ホウオウが良すぎる。

この曲を聴くことができるのはストーリーの終盤です。京都市をモデルとした「むかしと いまが どうじに ながれる れきしの まち」ことエンジュシティ。そんなエンジュシティの、紅葉が舞い散るスズのとうの頂上で、舞子はんたちが儀式の舞いをすることでホウオウが現れ、主人公と出会います(ハートゴールドの場合。ソウルシルバーだとタイミングが異なる)。

和の町で、和の建造物、舞い散る紅葉。その頂点に、虹色の羽を持つホウオウが降り立つ……
そんな感極まる場面です。ちなみに実際にプレイするときには、夕暮れの時間帯にやると最高のロケーション・シチュエーションが望めます。
何を流しても良曲に聞こえそうな場面な訳ですが、そこは流石、曲単体に気合いを入れないわけもない。

和。和。和。ゲシュタルト崩壊しそうだけどマジで和。
和とロックの融合と言えばいいのか、和だけど物静かというわけではなく、ひたすらに和で顔面ぶん殴ってくる。と思ったら緩急もあり、ホウオウの厳かさと美しさをどちらも最大限に引き出した曲だと思います。ポケモンのBGMの中でもここまで和を出した曲は珍しく、印象的な一曲です。
個人的にはめちゃくちゃ盛り上がるイントロから曲に移行するくらいのタイミングでホウオウの鳴き声が入るところで心臓を盗まれました。

 

ポケットモンスター DPpt 『ハクタイの森』


ダイパプラチナのダンジョン・フィールドのBGMから一曲。作曲は佐藤仁美さん。
ポケモンの音楽といえば増田順一さん、一之瀬剛さんなどがやはり有名ですが、佐藤さんはポケモンシリーズの作曲に途中から参戦し、なんとそれまで作曲もしたことがなかったそうなんですが、それマジか?というくらい良曲を量産しています(今回取り上げていませんが、戦闘曲でいうとアクロマ、チャンピオンアイリスなど、今までのポケモンではなかなかなかった、しかしポケモンらしさも併せ持つ異色の戦闘名曲たち)。個人的に佐藤さんが本格的に作曲をし始めたダイパプラチナは、ポケモンシリーズの中でもかなり名曲揃いだった印象です。そのため、よりリメイクが楽しみになってしまう……。

佐藤さんの作曲の特徴としては、綺麗さ・上品さ・かわいらしさを持った曲が多い印象なんですが、このハクタイの森もそうです。と言いつつも。この曲の魅力は「綺麗で上品な中にひそむ不気味さ」にあると思っています。

ちなみに以前私はこの曲に関して、下記のような呟きをしています。

 これに関しては、今も印象が変わっていません。ハクタイの森は、神秘的で豊かな森であると同時に、森の奥地には幽霊の出る洋館(もりのようかん)があるなどの二面性を持ち合わせています。また、ダイパプラチナでは昼と夜で流れるBGMが変わる箇所が多くあるのですが、この曲はダンジョンであることもあり、昼も夜も変わらないんですよね。それでいて、昼にも夜にもぴったりなんです。昼の森に見られる木漏れ日の美しさと、夜の森から漂う閉塞感、どちらにも合うわけです。

ツイートにもあるように、私自身、オカルトやホラーが大好物なこともあり、この曲は不気味な曲として凄く好きなんですね、多分。想像ですけれど。
ちなみに、「この曲を聴くと●●であった殺人事件を思い出す」というコメントを見たことがあります。もちろん佐藤さんがそんなつもりで作っているとは思いませんが、そうやって色んな感想を持つ人がいる、ということが重要であり、この曲には聴く人の心のどこかを突いて、動かす要素を持っているんじゃないかなと思います。どのような気持ちにさせるかは置いておいても、それはこの曲自体が凄く魅力的だからだと思っています。不思議な曲です。

 

ポケットモンスター DPpt 『テンガン山』


ダイパプラチナからもう一曲。私が骨を埋めたい山ランキング1位のテンガン山です。
この曲、何が凄いって、一曲の中で最初から最後まで様々な旋律がストーリーを持って奏でられていくんです。コース料理のような、前菜、スープ、メイン、デザート取りそろえられた贅沢さ。

序盤では雪が静かにしとしと降り積もる情景。中盤は降る雪も強まり、本来の山が持ち合わせる厳しさを人に思い知らせるようにだんだんと激しく且つ美しく刻まれる。後半には、さらに遭難を連想させるような吹雪、視界が白に覆われていくような旋律を奏で、最後にはまた全てを消し去った後のように、静かな雪に帰結する……といった怒濤の展開を持ち合わせた一曲です。

ストーリーも後半になり、悪の組織であるギンガ団との最終対決を行う場面で訪れる場所で流れる曲のため、その展開も相まって非常に印象深い、魅力にあふれた一曲です。まず聴いて、なんじゃこりゃ…とひたすら感動してほしい。

 

ポケットモンスター ウルトラサン&ムーン 『決戦!ハウ』


ウルトラサンムーンで主人公のライバル兼親友であるハウ。マイペースでおおらかな性格の彼は、道中で主人公に戦いを挑んでは負け、リベンジしてはまた負ける、といった所謂ライバルらしい展開を繰り返すのですが、過去のライバルと少々異なる点は「負けてもあまり悔しがらない」んですよね。「負けても得られるものがあるし、何より楽しければいいっしょ」などと今時の大学生みてえなこと言うタイプ。でもそんなハウですが、勝敗を完全に気にしないわけではなくて、ハウ自身も冒険して色んな人と戦ううちに成長していき、ウルトラサンムーンでは主人公が四天王を倒した後に、「ポケモンのことも主人公のことも大好き、だからこそ本気で戦う!」と勝負を挑んでくるんですね。これはサンムーンではなかった展開で、ウルトラサンムーン限定、それもハウ専用で特別に流れるBGMがこれです。

これは通常曲も同様なのですが、曲の冒頭には初代ポケモンのOPの音を入れ込んでおり、「これから勝負が始まる」感で頭が埋め尽くされます。
そして曲が始まると、ハウの本質である、ポケモンバトルは楽しい」という想いを表現した軽快なサウンドに、「でも、負けたくない!」というアツイ想いが加わります。通常のハウ戦BGMのアレンジなんですが、こんなに印象変えつつも良曲になるか~という驚きがありました。

この曲の良さとしては、曲全体の展開以外に、一つひとつの音の作用が大きい気がしています。特に時折挟まれる「ビーコンビコビー」という笛?の音色最高です。是非聞いて、「ビーコンビコビー」に酔いしれてください。本当に。

後個人的に冒頭の「ピロプコピロプコプロプコ(テッテンテッテンテン)」の部分はカービィの中ボス戦の音楽を思い出す、と最初に聴いたときから思っているんですが、同意してくれる人を募集しています。ただ、わかる人が見つかったところで、「どっちもいいよね」と言うだけです、すみません。

 

ポケットモンスター ソード&シールド 戦闘!ジムリーダー』


最後になりますが、ポケモン最新作であるソードシールド(剣盾)から、この曲を紹介したいがために、この記事を書くことを決めたようなものです。

私が剣盾をプレイしていて最も好きなポイントはジムチャレンジでした。
本作は過去のシリーズで最も、「主人公がジムチャレンジをこなし、チャンピオンを目指す」ことに重きを置いた作品だと思っています。今までのシリーズでは、「ジムに挑戦する」という行為は一部の希有なトレーナーが行うコアな催し…のような印象が強かったんですが、本作でジムチャレンジは、多くの観客の前で行われる人気スポーツで、現実で言うところのサッカーの試合のような熱狂的行事として描かれています。

それがもう、あの、ドストレートに、単純オブ単純に、ワクワクが止まらない要因なわけですね。発売前に見ていたPVでダイマックスがどうとかジムチャレンジがどうとか言われてもそんなにピンと来なかったし惹かれなかったんだけど、いざ自分が主人公になってみたらアガるアガる。間違いなく目玉要素だった。

ジムリーダーとの戦闘は対戦前の観客の声援を背景とした選手入場から始まり、ジムリーダーのカットインと同時に爆音でBGMが始まる。この演出だけで白飯7杯はいける。

この曲、何がいいって全部いいんですけど、どちらかのポケモンが相手のポケモンを倒すなどのバトルの展開によって、観客の歓声とともに曲調が変わるのはかなり格好良いです。また、最後の一匹になるとサッカーの試合の応援歌のように観客のチャントが加わってさらに胸熱に。な~~んて格好良いのか……自分がジムチャレンジをしているトレーナーであったら盛り上がるのはもちろん、もし観客だったら「はい!はい!はいはいはい!」って言いたいし。後カブさん(ジムリーダー)の追っかけがしたい。リーグカードで散財したい。などと永遠に夢を描いてしまう曲です。好きな曲を自分で選べるランクマッチでは基本的にこれを流しています。ランクマでは格好良く勝てることは少ないけど。

下記は、剣盾ジムリーダー戦BGM好きすぎアホツイートの数々です。 

 



以上になります。
今回は好きな曲の中で順位をつけたわけではなく、より文章で綴りやすそうな曲をやってみましたが、ポケモンの良曲は数え切れないほどあります。
また書けそうだったら、チャレンジしてみようと思います。他のゲームでもやりたいんですけれども。ドンキーコングシリーズとかカービィシリーズとか、いいですよね~、ゲームBGM、いいですよね、本当に。

 

重度のゲームBGM症候群なので、日本海とか太平洋のBGMをデビッドワイズが作ってくれたらいいのになとか、町を移動する度に道路とかでポケモン風のBGM流れないかなとか思いますもんね……などとほざきながら終わります。


ポケモンDLC、最高に楽しみ。

BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora arc 2019.09.22

BUMP OF CHICKENのライブチケットが当たった(当たると思わなかった)ので、ナゴヤドームに行ってきた。11年ぶりにBUMPを生で見た。そんな感想ブログです。
時系列ではなく、一応項目にわけて書いていますが、時系列に戻ることもあります。

以下、セトリなどなどネタバレ有り


BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora arc
2019.09.22 in ナゴヤドーム

 

物販と会場、PIXMOBという魔法の道具


名古屋到着後、すぐに向かったのは物販。
アーティストのライブにおいて、グッズが魅力的であるというの、なんというか良いと思う。当たり前のことを言うけれど。グッズを買うのって、そのツアーの記録を形に残すという役割もあると思いますが、グッズが魅力的だと、より宝物にしなくてはと思える。
追加したばかりのニコルTやその他もろもろを購入できて嬉しかった。

 

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そして、色んな所で言われていますけど、物販列が本気。スムーズに、すぐに、買えました。11年前にグッズ列に並んだときのことはうろ覚えではあるけど、たしかワンセグとか見ながらゆーーっくりじっくり並んでいたから、それを思うと20分もかからず買えたのすごすぎるなって思いました。

その後は、お腹が減っていたため、ナゴヤドーム近くの台湾混ぜそばを食べに。
そしたら、店内でめちゃくちゃBUMPが流れているし、「ライブに行く人はビールかウーロン茶がサービス」だというし、ええ~~めちゃくちゃいい~~そしておいしい~~辛いおいしい~~ともう即名古屋に墜ちた。

 

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余談だけど、このライブの日、そしてライブの次の日に名古屋を観光したんだけど、マジで何処に行ってもBUMPファンにまみれていた。特に、実際にBUMPのメンバーが訪れて観光した名古屋城では、ファンたちがメンバーと同じ場所で同じポーズを取って撮影するという聖地巡礼も行われていた(自分たちもやった)。異世界転生でBUMPを知っている人しかいない世界線に来た感じがすごかった。


ホテルに荷物を置いて休んだ後はいよいよ会場へ。
ナゴヤドーム、シンプルに、でっけ~~という感じでした。
しかも今回、最上階5階の、最後列の席だったんですよね。ある意味レアで面白かったです。もちろんステージからは遠いんだけど、会場全体が見渡せる。野球観戦も特にしたことないので、本当に初のドームの、初の最後列でした。

会場が見渡せたことによるメリットは、これです。

 

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近年、様々なライブで活躍しているらしいPIXMOB
赤外線信号を受信して、様々な色に光る腕輪(アナログな説明)。
これが、その曲、その節、その瞬間に様々な色でライブを彩るんですが、会場全体が見渡せる席だと、グラデーションの流れとか、同じ色で染まる瞬間とか、そういうのがすごくわかりやすくって、涙腺にきました。人は光る綺麗なものを見ると泣くものなんだな、多分。

 

見た目が変わらない男たち


いよいよ始まるライブ。バックステージで円陣を組むメンバー4人の姿が大きくスクリーンに映し出される。流れるaurora arc。あ、始まる。誰もが思っただろう。
そして、BUMPが登場すると同時に、驚いた。


生で観るのが11年ぶりなだけで、それまでも画像やメディアでは見てきたけど、それともまた異なる感覚。あー、この人たち、何にも見た目が変わっていない。
そんな驚きのまま始まるライブ。そして変わらない藤くん(言わずもがなBUMPのボーカル)の歌声。変わったものがあるとすれば、歳を重ねた私か、と思ってしまいそうになるんだけど、それをも否定する。私も言うほど変わっていない。そして逆に、BUMPはBUMPで変わっているんだよな、というのも忘れてはいけない感覚。変わらないし変わっているBUMPと、変わっているようで変わっていない私、という不変的なのに可変的な二つがどちらも揃うライブがそこにあった。


生の男たちを目の前に、ついつい思い出を振り返る、じゃないけれど、私が升秀夫(前略BUMPのドラマー)という男にめちゃくちゃ弱いということを思いっきり思い出してしまった。
中学生の頃だったか、それまで音・曲のみで音楽を把握していた私が、バンドで初めて全員のフルネームを覚えたのがBUMPだったんだけど、そのとき、音や曲ではなくアーティストとして、中の人間として、初めて「好き(推し)」になった音楽の人っていうのが、升秀夫だったんだった。そうだった。

ということでこの日の升秀夫もめちゃくちゃに輝いていた。ドラムを叩いていても、にこっと笑顔でスティックを持ち上げても、とりあえず無言で立ち上がっても、何やってても格好良いし可愛かった。途中、MCのときチャマ(前略BUMPのベース)がゴローニャを画像検索してナゴヤドームの5万人の前に「秀ちゃんに似てるよね」と見せるくだりがあったんだけど、たしかに言われてみるとゴローニャだった。ちなみに着ているTシャツもゴローニャだった。たまらない。

そんなチャマこと直井さんは、ライブ中ずっと元気で、はねまくって、MCで盛り上げて、グッズの宣伝もして、と、もう、知ってはいるけど、とにかくラフメイカーでありムードメイカー。サービス精神を固めてこねくりまわしても、決してこうはなれないよ……という天使のような所業をこなしていた。そんなチャマ、見ているだけでこっちの笑顔が止まらなかった。
そしてヒロ(前略BUMPのギター)は、変わらないBUMPの中でも圧倒的な変わらなさを誇っていてすごかった。MCの微妙な感じも、あ~~~学生時代のポンツカ聞いてた頃のヒロ像と変わんねえ~~……とひどく安堵した。いくつになってもインマイニッケだった。

 

順番と選曲と演出、近年のBUMPについて


以下、セットリスト。


aurora arc
Aurora
虹を待つ人
天体観測
シリウス
車輪の唄
Butterfly
記念撮影
話がしたいよ
<後方ステージへ移動>
真っ赤な空を見ただろうか
リボン
aurora arc<ステージ移動の戻り>
望遠のマーチ
GO
Spica
ray
新世界
supernova
流れ星の正体
<アンコール>
同じドアをくぐれたら
ガラスのブルース
<アンコール2>
バイバイサンキュー


ライブが終わった後、セトリで即座にプレイリストを作った(最近覚えたこのプレイリスト、ライブよく行く勢には当たり前なのかもしれないけど、めっちゃ楽しい)。
全体を通すと、近年の代表曲が多めというイメージ。多分「Butterfly」「Ray」「GO」のあたりが私の中で「最近のBUMP!」だからかもしれない。それがまたくすぐられちゃった。思い出のBUMPではなく、新たなBUMPに出会った感じがあったからだと思う。
後、『orbital period』の「星の鳥」⇒「メーデー」のような流れで、「aurora arc」⇒「Aurora」をやられるとまあ当たり前だけどブチあがった。わかっているのに。わかっていても。インスト⇒はいこの曲!っていうのが決まっているの、ずるいよな……良いずるさ。
新アルバムだと、私は「月虹」が好きで聴きたかったんですけど、どうやら前日(21日)のセトリを見る限り、隔日でシリウスor月虹だったみたいで、それはそれで悩ましいな……と思った。新アルバムの曲の他、定番や、これやるの…?というものまで、ノンストップな感じでした。


何曲か、個別に一言述べたい。


「車輪の唄」
「真っ赤な空を見ただろうか」

⇒こちら両方、セットで、恍惚に恍惚を重ねて「最高…」となった。
この二曲、セットで好きな人結構いるんじゃなかろうか。私はそうだ。曲調は明るいんだけれど明るすぎなくて、歌詞についてはちょっと切ない部分もある。人間っていつも極端なわけじゃなくって、でもふとしたときに人生の中にその人にしかないドラマに気づいたりする、そんな曲たち。BUMPの曲ってそういうところがあるよなと思う。


「Butterfly」
⇒ライブで最も自分の中での評価があがった曲だった(と同行者に話したところ、「まあ俺は前からめちゃくちゃ良い曲だって思ってたけどね」とドヤられた)。「全部嫌いなままで 愛されたがった量産型」の歌詞が響いて響いて仕方なかった。なんだこれ。良い曲だな。後、チャマかな。この曲が始まる前に、「今が楽しい人も、辛い人も、そのままの気持ちで聴いてください」って言ったんだよな。は~~?最高。


「話がしたいよ」
⇒生で聴いたら泣くよな~と思ってたら泣いた。泣いた……。
余談だけど、この曲が始まる直前、藤くんが「もうこの曲か、はええ」と呟いた。歌い出しの1秒前くらいに。な、なんだそれ~~となりながら泣いた。


「新世界」
⇒バックに流れるのはお馴染みのアニメ映像……知ってたけど、知ってるけど……たまらなくてたまらなかった。会場全体での手拍子が楽しい。音もかわいい。ベイビーアイラブユーだぜ。初めて聞いたとき、「そんなこと言う(書く)んだ……」と衝撃が走った歌詞だけど、藤くんがなんかのインタビューで「そんなに特別な意識はせず、いつもと同じ。思ったので書いただけ」とか言っていたのが納得した。ベイビーアイラブユーだぜはベイビーアイラブユーだぜでしかなかった。


そしてアンコールの流れについて、述べさせてほしい。

 

定番と、定番じゃないの衝撃


アーティストには、それぞれ「ライブで定番の流れ」というのが少なからず、ある。
最後の曲「流れ星の正体」が終わって暗転後、アンコールを熱望する会場に自然と響き渡るのは、supernovaの大合唱だった。
後で調べたら、BUMPではいつからかお決まりになったらしいこの流れ。
私は鳥肌が止まらなかった。なんせ、繰り返すけども、私が11年前にBUMPを初めて生で観たのは、supernovaが収録された『orbital period』のライブツアーだったから。あの曲から、これが生まれたのかーという感動があった。そして私も自然と口を開いて、歌った。熱望した。一度はけて、アンコール。定番な流れだが、本当に、熱望していた。
ライブ参戦にそこまで積極的でないまま長い年月を経た私は、そういうの(アンコールの定番)あんまり知らなくてごめんなと思いつつも、でもいいか、などと自己完結。
先日行ったアジカンライブで、初めてのアジカンで緊張してたら「皆型にハマらないで、好きにしていいよ」と言われたのも大きな糧になっていた。

完全に余談ですが、アジカン初参戦についてはこちら

ongakubun.com


とかなんとか考えていたら、その後再登場したBUMPが、『同じドアをくぐれたら』をやりやがった。
やりやがったってなんだよ、と思いつつも、や、やりやがったー!っていう感じだったし、それが会場全体から伝わってきたのだ。同曲のライブ演奏は、どうやら約15年ぶりだったらしい。「定番の流れ」について考えていたら、それをぶっとばしてきやがったのである。約15年ぶりって。2004年ぶりって。2004年って。ああ、私その頃は●歳だったなあ、めちゃくちゃ学生じゃん…などと巡らせてしまった。

その後は、今度は「定番の流れ」としてガラスのブルース。こちらも、一部を観客で歌うというのも暗黙の了解だったらしい(これも後で調べた)。
ただ、ここでは藤くんが歌詞を変えていた。

 

大胆な歌詞変えと藤原基央の言葉たち


BUMPは、ライブで歌詞をよく変えて歌う。いつからやってるのかよく知らないけど、今回のライブでもそれは多く発揮された。
先ほど記した「ガラスのブルース」の話に戻る。
藤くんは歌詞を変えて、「僕の歌は忘れていいよ」「でもひとつだけ忘れないで 君が挙げたその手を」と言った。私たちはそのときまさに腕を上げていて、な、なんてことを言うのか……と意識朦朧としてた。さらに言うのなら、「話がしたいよ」ではね、「忘れられないよ」と歌詞変えしてんですよね。そんな色々言われたら、前頭葉が絡まってしまうよ。でもしっくり来てしまう。


後、個人的歌詞変え胸熱死グランプリは「真っ赤な空を見ただろうか」だった。「そんな心 馬鹿正直に話す君に会いに来た」と指さしながら歌うジャブをうたれて、続けて「僕らがひとつだったなら 今日の日は来なかっただろう」でクロスカウンター決められて、「大切な人に伝えたい 聴こえているのかもわからない」の流れで「聴こえてるか、名古屋!」と叫ばれたあたりではもう三途の川の手前くらいにはいたのであまり覚えていません。真っ赤な空は、本当に、ず、ずるいな〜〜!!ポイントありすぎ。

 

ちなみにひねくれた人間なので、ぶっちゃけこういう歌詞変えってあんまりやられても……冷めない? と客観的には思っていたんだけど、BUMPだったので冷めなかった。はー。よかった。

 

そして、最後に藤原基央の言葉の話をします。


その日の藤原基央は、「話がしたいよ」のときの「もうこの曲か、はええ」もそうだったけど、「GO」のときも「今日がずっと続けばいいのに」と言ったり、とにかく一曲一曲惜しむように歌っているように見えた。「ガラスのブルース」が終わり、メンバーがみんなはけた後。息継ぎもろくにせずに、長く、語りかけてきた。

 

「君が辛くてどうしようもないとき、俺はいつも君の傍にいるよ、と言いたくてもそれは事実じゃないから言えないんだ。でも、俺の作った曲は、間違いなく君の傍にいる。それは事実だ」

 

会場が静まりかえっていた。ライブ終わりにツイッターのトレンドにもなっていたし、長文でまとめてくれてる人もいるのでここでは簡潔にまとめるんだけど、これに関連して、ライブの序盤に藤くんは、「たくさんある音楽の中から俺たちを見つけてくれてありがとう、だから、今度は俺たちが君を見つけにきたんだぜ!」と言っていたんだけど、それがまさかのラストのMCにつながる伏線だったんだとは思わなかったな……。

生きていると色んな音楽がつきまとうことがある。その日の物事を思い返すときに音楽ごと思い返す。何年たっても忘れることはなく、日々に、人生にすり込まれるような音楽が多くある。音楽はいつも近くにいるものだとは、元々思ってるしわかっていた。でもあらためて、そんな音楽を作る人に、ずっと傍にいると言われると、しみじみ、しとしと、泣いてしまった。

そうして語りかけた後、なんと「もう一曲やっちゃおうかな」と言ってアンコール3曲目が始まったので会場唖然。「電車がやばかったら帰ってね、俺らそんなことで怒らねえから」と言いながら始まり、メンバーも完全に油断してた様子で、慌てて登場。チャマにいたっては上半身裸で演奏(!)。でも、無茶振りから曲に入るまでの他の3人はすごく早くて、それもまた泣いてしまった。

 

BUMPナゴヤドーム二日目、とんでもないものを見た。最後のアンコール3曲目、「バイバイサンキュー」の歌詞に全てを尽くして、終わる。

「僕の場所はここなんだ 遠くに行ったって 僕の場所は変わんない」

 

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